【大学受験】英文法の効果的な勉強方法を3ステップで解説!おすすめの参考書も紹介

「英文法を勉強しようと思ってるけど、何から手を付けたらいいのかわからない」

「おすすめの英文法の参考書を知りたい」

こんな悩みを抱えていませんか?

英文法は英語の成績を伸ばすうえで、非常に重要な要素です。

そこで本記事では、偏差値40の状態で高3の夏から勉強を始め、半年で地方国立大学に合格した私が、効率的な英文法の勉強方法を3ステップで解説します。

この記事では以下のことがわかります

  • 英文法の効果的な勉強方法
  • おすすめの参考書
  • 英文法を学べるアプリや動画

ぜひ最後までご覧ください。

大学受験で英文法の勉強が重要な理由

英文法は英語学習において非常に重要な要素です。

英文法は英語学習の大きな土台になるので、しっかりと学習することでリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングのすべての要素の力を底上げすることができます

大学受験で出される英文は、より複雑な文章が出され、英文法をしっかりと理解していないと読めないものが増えてきます。

また記述問題になると、文法を無視した支離滅裂な文章になってしまい、伝えたい内容を英文にすることができなくなってしまいます。

具体的な例を紹介します。

The book that I read was fascinating.

この英文では関係代名詞という文法事項を含んでいます。

もし「関係代名詞」というものをしっかりと理解していなければ、文中の「that」は何なのか、どういう役割なのかがわからず、意味を読み取ることが困難になってしまいます。

このように、英文法は英語学習で重要な土台となるので、しっかりと学習していきましょう。

大学受験】英文法の勉強方法を3ステップ解説

  1. 文法事項をインプット
  2. 問題集でアウトプット
  3. 間違えた問題をチェック

1:文法事項をインプット

まずは文法事項にすべて目を通して、インプットしましょう。

いったんすべてに目を通すことで、文法事項を体系的に理解します。

各項目ごとの例文が載っているのであれば確認し、使い方や意味を理解しましょう。

重要なポイントとしては、丸暗記をしないことです。例えば、以下の英文

The book that I read was fascinating.

関係代名詞には、「that」「which」「who」がありますが、なぜこの英文では「that」が使われているかを理解できるようにしましょう。

ただ単に、「book」の後ろは「that」のように丸暗記をしてしまうと、ほかの単語が出たときに応用が利かなくなってしまいます。

2:問題集でアウトプット

つぎに、インプットして学んだ内容を問題を解くことで定着させていきましょう。

勉強した内容はアウトプットした時に最も定着率が上がります

また、インプットとアウトプットの黄金比率は、3:7と言われています。

【参考】記憶効率を上げる黄金比は「3:7」だ。勉強に脳科学を取り入れるべし。 – STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

そのため、インプットした後は基本的に問題集を解いて、アウトプット中心の学習に取り組むとよいでしょう。

例えば、20分で1つの単元をインプットした後、40分間その単元の問題を解くなど、1セット60分で進めていくのがおすすめです。

3:間違えた問題の確認

最後に間違えた問題を確認します。なぜ間違えたのか、どうしてこの答えになるのかを理解するまで解説を読みましょう

間違えた問題で納得できないところがあるのであれば、インプット用の参考書で確認してください。解きっぱなしにすることだけは絶対にやってはいけません。

大学受験で難関な英文法事項は必要ない

英文法を勉強するうえで、試験にほとんど出ないような難関な英文法事項に時間を費やすのはやめましょう。

英文法はあくまで英文を読むための手段でしかないので、基本的な文法で十分です。

わからない文法事項が出てきたら、その都度確認すればよいのです。

英語学習には、単語や解釈、長文といったさまざまな要素があるので、基本的な文法を終わらせたら、ほかの要素の勉強に移すのをおすすめします。

大学受験の英文法おすすめ参考書4選

ここでは英文法を勉強するにあたって、おすすめの参考書をインプット用とアウトプット用に分けて紹介します。

インプット用の参考書

1:大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】

東進ハイスクールの大岩秀樹先生が、英文法を中学レベルから高校レベルまで非常にわかりやすく解説しています。

この参考書を一冊やるだけで、基本的な文法事項を網羅できます

■こんな人におすすめ!

  • 大学を受験するが、中学レベルの文法があいまい
  • 詳しく解説してくれる参考書が好き
  • 英文法を一通りおさらいしたい

2:総合英語Forest

同志社大学の元名誉教授である石黒昭博さんが監修した英文法書です。

中学、高校の英文法を、基礎レベルから応用レベルまで網羅的に解説していますイラストでの解説がついているので、非常にわかりやすいつくりになっています。

こんな人におすすめ!

  • 文法事項が網羅された参考書をやりたい
  • 基礎から応用まで英文法を学習したい
  • 辞書のように使える英文法書がほしい

アウトプット用の参考書

3:Next Stage

瓜生豊さん、篠田重晃さんが編著した、英文法・語法の問題集です。

入試頻出の218のポイントを、さまざまな出題形式で網羅的に扱っています

また、イディオムや会話表現、単語・語い、アクセント・発音も掲載されています。

■こんなひとにおすすめ!

  • 網羅的な問題集に取り組みたい
  • 入試頻出のポイントだけ学習したい
  • とにかく問題が解きたい

4:関正生の英文法POLARIS

関正生先生が著作した、英文法の問題集です。

英文法ポラリスはつ3のレベルに分かれており、自分の志望校に合わせたレベルを選択することができます

また、最新の入試傾向が反映されていたり、解説が非常に詳しく書かれています。

■こんな人におすすめ!

  • 自分の志望校のレベルにあった参考書をやりたい
  • 詳しく解説された参考書をやりたい
  • 最近の入試傾向を知りたい

自分のレベルにあった参考書から手をつけ始めよう

参考書や問題集を選ぶときに、自分のレベルより上の参考書からやり始める人がいますが、絶対にやめてください。

できるだけはやく先に進みたい気持ちはわかります。私も受験生時代は、始めた時期が遅かったのもあり、焦って上のレベルの参考書に手を付けていました。

しかし、勉強というものは積み重ねですので、自分のレベルより上の参考書に手を付けても全く理解できず、時間の無駄になってしまいます

焦らずに、基礎的な部分からしっかりと着実に進めていきましょう。

網羅系の分厚い問題集から手を付け始めるのは危険

多くの記事や動画で、NextstageやVintageなど、網羅系の分厚い参考書がおすすめで紹介されていますが、初めからこれらの問題集に手を付け始めるのは非常に危険です。

網羅系の問題集では、とにかく多くの問題を解くことを目的として作られているので、解説が少ないです。

そのため解説を読んでも理解できず、結局時間の無駄になってしまいます。

インプット用の参考書である程度文法に対する知識を付けたあとや、網羅的ではないが解説が詳しく書かれた問題集をやったあとに、網羅系の分厚い問題集に取り組むのをお勧めします。

すき間時間で学習できる!大学受験で必要な英文法を学べるアプリ3選

  1. 大学受験 英文法・語法1600
  2. 早打ち英文法
  3. 英語学習ゲーム(英語物語)

1:大学受験英文法・語法1600

大学入試対策の英文法・語法問題が1600問以上収録されており、大学入試の英文法・語法問題のほとんどがカバーできます

カテゴリーごとに勉強できるので、自分の苦手な分野や不安な分野を勉強する際にも最適です。

また、「間隔復習メニュー」で、学習した問題を徐々に間隔をあけて復習することができます。

記憶に関する科学的研究から、学習した直後の復習よりも、時間を空けてからの復習のほうがより効果的とされているので、この「間隔復習メニュー」は非常に有効的です。

2:早打ち英文法

中学・高校英文法の重要項目がすべてカバーされています

問題数が1718問もあり、整序英作・空所補充・スペル入力という3形式で学習できます。

また、つまづきやすいポイントを分かりやすく解説してくれるので、理解するのに非常に効果的です。

3:英語学習ゲーム(英語物語)

本格的なソーシャルゲームで、ゲーム感覚で学習することができるので、英語が嫌にならずに取り組むことができます。

また、中学英語や高校の受験英語、TOEIC、英検、共通テスト対策にも対応しています。

英語学習が続かない人や、楽しみながら英語を学習したい人はぜひやってみてください。

大学受験で必要な英文法を短期間で総復習できる動画

「英語コーチ-イングリッシュおさる」というチャンネルでは、高校で習う英文法を2時間で総復習できる動画を投稿しています。

すべてイメージ化して解説してくれているので、英語が苦手な方でもスムーズに理解することができます。

高校の英文法をすぐに総復習したい人はぜひ見てください。

まとめ

今回は、英文法の勉強方法を以下の3ステップで解説しました。

  1. 文法事項をインプット
  2. 問題集でアウトプット
  3. 間違えた問題の確認

これらの3ステップで進めてもらえれば、十分な成果が得られると思います。

使う参考書は、インプット用とアウトプット用に分け、自分のレベルにあったものから進めていきましょう。

また、本記事で紹介したおすすめの英文法学習アプリや、英文法を総復習できる動画をぜひ活用してみてください。

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Posted by fukuotoko